テキストブック『きせつ』とは

Kisetsu textbook

テキストブック『きせつ』とは

『きせつ』は中学生・高校生対象の4冊から構成されている日本語教科書です。『きせつ』は生徒が日本語でしっかりコミュニケーションができるようになることを目的とするだけではなく、自律学習、問題解決、批判的思考の各能力、さらに行動的、生産的、かつ柔軟にグローバルな社会への参加を促すことも目的としています。『きせつ』はアメリカの外国語教育における、ナショナル・スタンダード (National Standards)に準じ、Advanced Placement(AP)プログラム、またInternational Baccalaureate(IB)プログラムに対応した、画期的な教科書でもあります。

概要

概念化された各ユニットは学習者に目標と目的を自覚するように構成され、さらにプロジェクトを通じて学習の有意義な上達を促進するように構成されています。

第1巻『春一番』

きせつ第一巻『春一番』は、日本語学習を始めるにあたり必要な基礎を学べる「Getting Started」と、「出会い」と「気づき」というテーマの2つのユニットで構成されています。この巻では、多くの情報を含んだ自己紹介が口頭と記述のどちらでもできること、そして日常会話の運用がしっかりできることが強調されています。またプロジェクトを通じ、生徒の意思決定、問題解決、批判的思考の能力が高められます。

第2巻『銀河』

きせつ第二巻『銀河』は、『春一番』を学習した生徒が、初級から中級レベルへの移行に必要なものを学べるように、「振り返り」と「環境」というテーマの2つのユニットで構成されています。内容重視に基づいた各ユニットでは、自律学習の促進、テキストスタイルとオーディエンスの認識、作文と読解のスキル習得が強調されています。

第3巻『秋祭り』

きせつ第三巻『秋祭り』は、もみじ編、いちょう編、くり編の三部構成で、それぞれが独立した本となっています。『秋祭り』のテーマは「多角的視点」で、主要な内容は、劇の演出 を通した相互交流を促す会話、語り手を意識した物語的自伝の読解と作成、効果的なインタビューの仕方、新聞やマスメディアの作成になります。

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